前回はBSE(狂牛病)の話をしましたが、これだけではなく、日本では規制のあり方や対象が少しおかしいのではないでしょうか?

無添加住宅を開発したきっかけにもなった化学物質過敏症で命の危険を感じておられる方が少なくないのに、国は工業を守るためと称して、化学接着剤の使用を絶対にやめさせようとはしません。

プラスティック製品が少なくなってきたことはいいことだとは思いますが。

住宅の建材については業界や企業の利益を優先して、国民の健康への対応を後回しにするのが日本の規制の特徴のようです。

改めて申し上げますが、住んでいる人の体に悪影響しか与えない化学接着剤は絶対にやめるべきです。

高齢化社会がさらに進み、健康寿命を延ばさないといけない!と口では言ってますが、やっていることは間逆なんです。

あのアスベスト問題や少し前になりますが血液製剤問題が良い例です。国はアスベストや血液製剤が体に悪いと分かっていながら、何十年もほったらかしにして薬害工イズや大きな健康被害をもたらしてしまいました。

そして、今はシックハウスが悪いと知りながら、その理由も分かっていながら、化学接着剤を厳しく規制していません。

国がそうなのでハウスメーカーもダンマリなのです。